IoT投資減税について経済産業省に電話で聞いてみた

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前回からの続きです。

この資料だけだと細かいところわからないんですよね。
というわけで直接電話で聞いてみました。何と言っても問い合わせ先が載っているので、聞かない手はないでしょう。以前、人から言われて心に残っていることで「あんたの口はなんのためについている?聞きたきゃ直接聞きなさい」というのがあるので、直接聞いてみることにしました。

 

電話で直接聞いてみる

私「株式会社オーナカの伊藤と申しますが、平成30年度経済産業関係税制改正について伺いたいのですがよろしいでしょうか」
経「どの項目でしょうか」
私「はい、えっとIoT減税でしたっけ?そこらへんの...」
経「はい、少々お待ちください、担当に代わります」

という感じで、代わった担当の方はとても丁寧に教えてくれる感じの良い人でした。

まあとにかく、データを連携すればokだということですね。例えばGoogleとか社外からデータを持ってくる活用するでもいいだそうです。大前提として生産性向上も必須だと。

そうそう。セキュリティをしっかりすることも前提にあるんだそうです。ではセキュリティを担保するのは何かというと、「セキスペ」という資格を持った人に認定してもらうことなのだそうな。「セキスペ」って初めて知ったのですが、どうやら「情報処理安全確保支援士」という国家資格だそうです(セキュリティスペシャリスト、ってことでしょうね)。
セキスペは社内にいるならその人が認定すれば良いし、社外に依頼してもいいそうです。というわけでセキスペ派遣会社とかセキスペ専門会社は今からアップを始めると良いかもしれません。というかそっちの分野ではこんなの情報は常識でしょうか?

同様な例で「高い技能を持った人と普通の人の動きをセンサーで取得、ビッグデータで解析し、技術の伝承をする」というも認められるそうです。正直な話、担当の方のニュアンス的に「新たに社内の情報を取得して、生産性をあげる」ことができれば何でもOKという感じで、結構な割合で認められるような気がします。

そうなんですって。まずは計画を提出してもらって、問題なければ減税。次はフォローアップはあるかもしれない、と。でそのフォローアップでもしかしたら認定の取り消しはあるけども、遡って減税分をもう一度徴税、ということはないだろうということです。まあ「かも」「もしかしたら」「だろう」というのは悪質な場合は取り立てるという言外の意味でしょうね。まあ悪いことはすんな、と。

これも興味深いスキームですが、やっぱり無理でした。ですよねーw これが可能ならセンサーの開発会社は無条件に減税になってしまいますからね。
ただまあ、自社の工場でそのセンサー使って生産性を上げる仕組みがあれば、その費用は減税対象になるそうです。結局工夫次第だと思いますよ。

とりあえずこんな感じでしょうか?

またフォローアップがあればブログで更新しますね

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