Wrap3とは

Wrap3はいわゆるMayaやMaxのようなDCCツールに類するのですが、もうちょっと特定の機能に絞っています。Houdiniの簡易版みたいなものといったら良いかもしれません。

昨今、3Dスキャンして実際の人を3Dモデル化することは珍しくありません。ただその際必ずといっていいほど以下のような問題が出てきます。

  • ポリゴン数が多すぎて扱いにくい
  • トポロジが悪くて、調整しづらい
  • フェイシャルアニメーションがつけられない
  • キャプチャ時に口を閉じてしまっていたので、後から口のメッシュ開くことは事実上不可能
  • 口の中のメッシュがないので口を開けられない
  • 大量のデータがあるのに、一つ一つ設定して行くのが大変
  • Etc…

まだまだ上げたらきりがないのですが、その全てを解決してくれるのが「Wrap3」です。本当に全部解決してくれるので、笑ってしまいますw

Wrap3代表的な機能

Wrap3の大きい特徴として「Wrapping」とう機能があります。その名の通り、包み込むラップのような機能を持っています。いまいちピンときませんかね?以下の動画を見てもらうと凄さの一端を理解していただけるかもしれません。

Wrap3 is Released from Neo307 on Vimeo.

まあ要は「トポロジーの綺麗なメッシュで、スキャンした汚いメッシュをラップするように包み込んで、綺麗なメッシュの3Dスキャンデータが出来上がる」ということです。これ凄くないですか?汚いジャイアンを沼に落としたら綺麗なジャイアンになるみたいなものです。そら沼に落とすだろ。

簡易な操作

Wrap3のいいところは、使い方がとても簡易だということ。ノードを組み合わせていくだけで誰でも簡単に仕上がります。ノードベースのDCCと言って思いつくのがHoudiniでしょう。ただWrap3はHoudiniほど複雑な機能があるわけではありません。ただその分一つ一つの機能がシンプルなので、やりたいことに直結してくれます。しかもそのノードの組み合わせは強力で複雑なこともできてしまうので侮れません。

価格は?ライセンスは?

とりあえず無料トライアルが30日間あるので、それを使うのが良いかと思います。でも使い慣れてくると必ず買わざるを得ないことになりますw といってもそんなバカ高いわけじゃないです。

  • INDIE License: $370  ($100,000以下の会社、個人はこちら)
  • PROFESSIONAL License: $670 ($100,000以上の会社、個人はこちら)
  • STUDENTS License: FREE (学生さんは無料。ただし学習目的のみ)

$100,000以上稼ぎのある会社はPROFESSIONAL 買ってねということのようです(Unity Personalのボーダーラインと同じですね)。まあやれることとこの価格の比を考えると、正直この価格は安過ぎですね。Autodeskに買収されないようにみなさんで支えましょうw

というわけで、次回から使い方とかを動画にしてチュートリアル的なものを書いていきますね。