ご無沙汰しています。恵比寿Unity部のさわぐちです。
先月10月18日(火)に「多機能型事業所ビジネスアカデミー」様にてUnityの入門講座を行いました。
多機能型事業所ビジネスアカデミーとは
知的障害、精神障害、発達障害などをお持ちの方を対象にした自立訓練(生活訓練)と就労移行をサポートする取り組みを行なっている団体・施設です。思い悩んでいる当事者、保護者を対象に様々な教育支援を40年近く行なっている株式会社コーチング・スタッフにより運営されています。
私たち恵比寿Unity部は就労移行の面でゲーム制作を入り口とした興味の幅を広げることを目的に講義を行なってきました。
当日の様子
当日の参加者は5名。ビジネスアカデミー様のブログで当日の様子を取り上げていただいておりますので詳しくはそちらをご覧ください。対面実施はやはり良いもので普段のリモートでは伝わないものがありました。
当日使用した教材を以下にアップしておきます。ボールを転がして宝石を集めるというかなりシンプルな内容になっています。スクリプトはあらかじめ用意し、部分的に入力させる方法で実施しました。
体験後、受講者から感想をいただくことができました。
- 少し難しい部分があったけど無事自分の力でゲームができてよかった
- プログラミングが難しくて、ゲームを作るのは大変なんだなと思いました。
- ゲームの制作はとても難しいものだと思っていましたが、基本的な操作は簡単に作ることができると知って、少しだけ身近に感じることができました。
- とても楽しい体験をさせて頂きありがとうございました。
興味関心や仕事の理解に多少貢献できたかな(?)と思える感想で我々としても実施して良かったなと感じています。このような機会をいただきありがとうざいました。
ゲーム制作自体を就労に結びつけるのはなかなか難しいのですがゲームをきっかけに、コンピュータやプログラミングに関心を持ってもらえたらなによりです。
最後に
人によって成長の凹凸や物事の向き不向きが異なり、様々な特性や性格が存在します。それを「普通」「当たり前」という言葉によって抑え込み彼らの持つ興味・関心や可能性が閉ざされてしまってはいないでしょうか。
私たち社会全体が一緒に取り組み・支えることによって、個人個人がもっと自由で暮らしやすい世の中を作っていけたら。未来がそうあって欲しいと切に願います。