こんにちは、さわぐちです。
渋谷区が実施している「渋谷おとなりサンデー」というイベントに参加しました。
このイベントは渋谷区の地域交流・活動の場を個々に企画し6月中に様々な場所で一斉に行うというものです。気になる方はリンクよりご確認ください。
さて、恵比寿Unity部は小学生以上を対象とした「Unity Playgroundワークショップ」というものを実施してきました。Unity Playgroundとは教育期間むけに用意されたノンコーディングでゲームが作れる初心者向けのフレームワークです。詳細はこちら。
何を準備したか
今回のワークショップに向けオリジナル教材を作成しそちらを使用しました。教材ゲームは「おとなりサンデー」にちなんでフィールドに落ちてる花を掴んでおとなりさんに届けるというゲームです。
実際に使用した教材はこちらにあげてあります。
実施にあたりUnityのバージョンや環境を統一するためPCは全て持ち込みそれを使用。内訳はWindows3台、mac3台。(今回はmacのみを使用)
ワークショップの形式は前回と同様にまずゲームの完成形をプレイしてもらい、別のシーンに保存したゲーム未完成版を手直しし、その過程でアレンジをする…というもので準備。
別途、紙資料として「やることリスト」というものを配り何をすべきなのかをある程度明確にし、内容は全てドラッグ&ドロップを中心にノンコーディングで進められるように準備。
ワークショップスタート
今回3名のお子さんが参加し年齢の内訳は6才、10才、11才でした。
参加されている保護者1名の方がUnity経験者という事もありメンターとしてサポートにまわってくれました。(恵比寿Unity部に通っているお子さんの保護者様です。本当にありがとうございます!)
実は「Unityとは何か?」とか「ゲームオブジェクトとは?」とかみたいなスライド用意してたのですが子どもの雰囲気や、早く動かしたいオーラを察しその資料はそっとしまい…
※↑ボツとした資料。どこかで日の目がくれば….
「はい!じゃあ今日はUnityっていうツールでゲームを作りましょう!みんなはゲーム好きかな?」くらいの導入で開始しました。この辺のアドリブ上手くなりたい….。
小学生に対して何回か講義をした経験ありますが、長話やっぱり飽きちゃうんですよね。なので、さっと手を動かした方が理解や興味が湧いて早かったりします。
実際に手を動かすパートになると、指示された通りにキャラの配置やコンポーネントを追加しつつもやはり色々アレンジを加えていて中々面白い結果になりました。
「キャラクターめちゃめちゃ大きくする!」
「アイテムは木に影に隠して見えないようにしよう」
「ここは敵多くおいてなんかあるように見せる」
子ども達がしっかり考えて作ってるのがわかります。やはり小学生向け教材にはある程度の自由さが求められるなぁと痛感。不安だったPC操作も教材をやるにしたがい自分の思い通りに操作できるようになった印象です。
ワークショップを終えて
皆楽しくゲーム作りに没頭しあっという間に50分のワークショップが終了。
アンケート結果も「たのしかった」「またやりたい」と頂き一安心。
さて、今回ワークショップをやって良かった面もあればやはり課題も見えてきました。
- メンターがいる前提の講義なので参加人数が多い場合どうするか考える
- 子どもの進捗がバラついても問題ない教材や講義内容にする必要があった
- UnityのレイアウトはDefault & ゲームビュー最大化で情報量を減らした方が良かった
- エディタが英語なので説明が少し辛い部分が少しあった(Add Componentとか)
- ゲームプレイ中に操作してしまうケースが多かった(反映されない….)
- 今回に関しては時間が足りず発表パートができなかった
ひとまず一番懸念していた「飽きる」が無かったので良かったかなぁと思います。(飽きられると精神的にかなりやられます…..)
今回の講義をやる直前に「小学生むけ講義のメソッド」なるものを頂いたのですが会場の規模的に難しく断念…もしかしたらそのメソッドを使えば課題がクリアできるのかもしれませんね。
Unity Playgroundを使用したWSや教材はまだまだ多くないのでこの辺りのノウハウが共有できれば幸いです。ぜひ興味ある方、Unity Playgroundを触ってみてください。
ではまた。