恵比寿Unity部の、さわぐちです。
11月4日(日)に「児童養護施設 二葉むさしが丘学園様」にお邪魔し「ライツオン・チルドレン x おなかソフト」主催による「Unityプログラミング体験&講習会」を実施してまいりました。今回の記事ではその時の様子をまとめたいと思います。
はじめに
今回実施した体験会&講習会は以下の3部構成。
- VRゲーム体験(30分)
- Unityとは?(20分)
- Unity体験会(50分)
メンター兼サポーターとして恵比寿Unity部(伊藤さん、Takahikoさん)に加え、森真吾さんが参加してくださいました。ありがとうございます!
VR体験
今回の講習会&体験会には4人の中高生の子 + 二葉むさしが丘学園の先生が参加しました。まずはアイスブレイク的な意味合いも含めて、VRゲームのプレイ会を実施。
・恵比寿VRシティ
まずは恵比寿Unity部で制作した「恵比寿VRシティ」を体験。恵比寿の街を爆走しジェットコースター体験ができるVRコンテンツです。短時間ながらVRでどんな事が楽しめるかを理解できるのでまずは予想通り、子ども達の反応は上々でした。
・ModernArcheryVR
続いて桜花一門さんのModernArcheryVRをプレイ。ModernArcheryVRは競技アーチェリーを体験できるVRコンンテンツで、子ども達もメンターも交えわいわいと楽しみました。コツを掴むまではなかなか的に当たらず苦戦する子もいましたが、徐々に慣れて的に当たるようになってくると一喜一憂するように。途中マルチプレイ中に同じフィールドに他プレイヤーが入ってくると「あっ!隣に誰かいる!」「あれっ?もしかして隣同士で繋がってるかな?」というように、ゲームで遊びながら良い感じで緊張が解れていったように思えます。
Unityってなんだろう? & 恵比寿Unity部に通っている子のメッセージ
ゲームは好きだし、やってる、知ってる、では作るにはどうすればいいのだろう?
という事でここからはUnityの紹介へ。細かい機能や、何ができるかという点を映像教材 & スライドで一通りの説明行いましたが、この項で一番伝えたかった事はスライドの最後に掲載した
「Unityやプログラムを覚える事で創造する力を身につけられる」という点です。
頭の中で考えている世界やメッセージ、アイディアを形にする事がUnityならできます。アイディアを形にすることによって僅かでも世界に影響が与えられるかもしれませんし、自分自身が変わるきっかけになるかもしれません。もちろんUnityが最適解ではないかもしれませんが、子ども達にはその可能性があるという事を知ってもらいたいと思っています。
そしてそんな思いを、恵比寿Unity部に通っている子がまるっと自分の体験談として伝えてくれました。彼は恵比寿Unity部に通って4ヶ月ですが、プログラム未経験からUnityを少しずつ覚え、コンテンツの作成に挑戦し、多くの方にプレイして貰うという経験を短期間で行い、大きな人生の転機になったとのことです。夢を語るその姿に、子ども達も少なからず何かを感じ取って貰えたのではないでしょうか?
Unityを触ってゲーム制作を体験!
さぁ、実際にここからUnityを触ってもらう講習会です。今回用意したサンプルはスマートボールをベースとしたミニゲームです。
まず最初はサンプルゲームをプレイ。ゲーム内容60秒以内に高いスコアを目指すという非常に簡単なもの。これから体験で使用するゲームどのような内容なのかを一通り確認してもらいます。
その後、今回の体験で使用するシーンを開くと….なんとゲームとしての基本機能がごっそりなくなっています。ステージには何もなく、玉も発射できません。さぁ困りました。
…ということでいよいよここからUnityの機能に触れながら、ゲーム内容を課題に沿って修正&復元していきます。
細かいステージ配置や配色なんかについては、子ども達が自由に決められるので同じゲームでも個々全く違う様相に。当然Unityに初めて触る子ばかりでしたが各メンターのお力添えもあり無事に課題を完了。そして出来上がったゲームは「きちっとバランス良い配分のステージ」「一箇所とんでもないマイナスがあるステージ」「スコアの桁が違うステージ」等々、子ども達の個性が見える結果となりました。
最後に席を交換し、作ったゲームをみんなで遊ぶプレイ会!
他の子のゲームをプレイしている最中にも自分の作ったゲームがどう遊んでもらえているか気になる様子で、チラチラ見てみたり、また他の子が作ったゲームに突っ込みを入れてみたりと終始賑やかにプレイ会を終え初めてのゲーム制作は無事に完了いたしました。
体験会を終えて
感想もポジティブなものばかりで、何より子ども達が皆笑顔になってくれた事がよかったです。今回の体験会がきっかけとなり、やりたい事や進むべき道を切り開く何かのヒントになって貰えたら幸いです。
今回参加してくれた子ども達、児童養護施設 二葉むさしが丘学園様、本体験会の手配並びに調整を行って下さいましたライツオン・チルドレン様、今回の体験で子ども達が使用するPCをお貸し頂いたTSUKUMO様、サポーターとしてご参加頂き子ども達のフォローを行って下さいました森真吾さん、本当にありがとうございました!
P.S.
後日資料やら当日使用した教材やらをどこかにアップしようかなーと考えてます。
ということで今後とも恵比寿Unity部、引き続き宜しくお願いいたします!
恵比寿Unity部はまだまだ部員を募集中。様々な事情を抱えている子達に新しい道を示せればと思い毎週月曜日に恵比寿で活動しています。
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